尾形乾山 色絵十二ケ月歌絵皿
Kenzan Ogata - Set of Twelve Square Dishes with a design of seasonal motifs
(Each with a poem on the reverse side)
本体価格 150,000円 + 税
≪数量限定・残りわずか≫
Size:縦17.5×横17.5×高1.5cm (1枚)
尾形乾山
尾形乾山は、京都の裕福な呉服商雁金屋の三男として生まれ、兄に画家光琳がいます。京焼の名工、野々村仁清に陶芸を学び、のち京都鳴滝の泉谷に窯を築きます。鳴滝が京都から乾(北西)方面に当たるところから、この窯を乾山と呼び、作品は乾山焼と呼ばれ、高い評価を得ます。その作風は書画ともに格調の高い秀れたものであり、芸術的香気は高いものでした。
■ M O A 美 術 館 認 定 ■
尾形乾山 色絵十二ヵ月歌絵皿
この作品は、表面に藤原定家が詠んだ和歌 ― 詠花鳥倭歌各十二首 ― に因んだ花鳥の絵が描かれ、裏面に各月ごとの花鳥に因む倭歌二首づつが書かれています。最後の十二月の絵皿に「元禄十五のとし」という年号が入っていることから、鳴滝乾山窯(三十七才~四十九才)の確実な作品であることが知られます。表面の花鳥図の絵付けは狩野派が得意とした仁清窯と同様に狩野派絵師との合作が考えられる作品です。季節の雰囲気をよく捉えた各月の絵は、下地の温雅な色調に鉄絵具の褐色が効果的に使われており、乾山焼の中でも逸品といえるものです。
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