俵屋宗達 風神雷神
琳派の始祖、俵屋宗達の最高傑作、国宝『風神雷神』。右側から黒雲に乗り風邪を操りながら舞い降りる風神と、左側から力強く雷太鼓を打ち鳴らす雷神の姿を描いた至高の逸品を二枚の大皿に装飾。31cmの大きな円の中に雷神は上から降り下ろすように、風神は下から上へ巻き上がるような雲の上に堂々と描きました。その風雲は余白の美を最大限に活かしたデザインに仕上げました。
余白の美
Beauty of its Blank Space
この器の最大の特徴は”余白の美”。
白磁器特有の白さの中に気品高く描かれた雲に乗った風神と雷神。雲はプレートの縁をなぞるように描かれていますが、1周はせず途中まで。あえて囲まず、白い空間を残すことで料理に宿る「気」を逃がし、料理、器、料理人、食べる人に<間(ま)>を与えました。
金盛技法
Raised Gold
絵付で使う高純度の金を贅沢に使用。
ゴールドを盛の技法で絵付することにより、二神の迫力ある臨場感とを表現。白い空間に浮かぶ金の背景は器全体の威風を高めてくれる。
また、鬼神の髪を煌めくプラチナで装飾することにより高貴な輝きを与えてくれる。