俵屋宗達 舞楽図屏風
琳派の始祖、俵屋宗達の珠玉の傑作、重要文化財『舞楽図屏風』。宇宙的空間の中に描かれている舞楽を横濱増田窯流にアレンジ。迫力ある舞を西洋様式の白磁花瓶に装飾しました。
悪鬼を退け歓喜勇躍するさまをあらわす舞。良運と繁栄がもたらされることを願って宮廷で舞われる雅楽に由来。
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還城楽一人舞
還城楽(げんじょうらく)を舞う赤装束の者。
雅楽のなかの唐楽の曲名。当曲 (中心曲) は太食 (たいしき) 調の曲。『見蛇楽』、『還京楽』ともいう。舞があり、1人で舞う。ヘビを好んで食べた西域の人が、蛇を見つけて喜び勇んで持帰るという勇壮で躍動的な走舞に属する舞。
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羅陵王一人舞
羅陵王(らりょうおう)を舞う赤装束の者。
日本の雅楽の曲名。「蘭陵王」ともいう。唐楽 (左方) ,壱越 (いちこつ) 調 (主音イ) に属する。北斉の国の蘭陵王長恭という人が、その美貌を隠すため仮面をつけて戦いにのぞんだという故事に由来して作られたという。
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納曾利二人舞
納曽利(なそり)を舞う緑色の裲襠者。
雅楽のなかの高麗 (こま) 楽の曲名。「納蘇利」とも書く。高麗壱越 (いちこつ) 調に属する。曲の由来は明らかでない。2人舞で行われ、2頭の竜が舞い戯れるさまをかたどったものといわれ、『双竜舞 (そうりゅうのまい) 』の別称もある。